政策と見解−県・市・町の動き

マイナ保険証利用再考意見書 三重県議会が不採択【23.07.02】

マイナカードの保険証利用には大きな問題があると指摘

三重県議会は6月30日、日本共産党の吉田紋華県議らが提出した「マイナンバーカードの健康保険証利用に伴い紙の健康保険証を廃止することの再考を求める意見書案」を賛成少数で不採択としました。
意見書案は、吉田氏と稲森稔尚県議(草の根運動いが)が提出。マイナカードの保険証利用には大きな問題があると指摘し、国に対し、来年秋に紙の健康保険証を廃止する方針の再考を求めています。
討論で吉田氏は「既往歴や薬の服薬歴が誤って他人の情報のものとなれば、命に関わる問題になりかねない」と指摘。医療現場の人手不足が深刻な中、トラブルがあれば医療従事者の業務負担はさらに増加し医療を圧迫すると述べ、「国民皆保険制度や医療自体を守っていく姿勢を三重県議会で示す必要がある」と訴えました。

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