選挙情報−地方選挙

住民主役 いなべ市に 三重【15.11.03】

市長選 安田氏擁立を発表

 三重県いなべ市の個人参加の市民組織「住みよい いなべ市をつくる会」は1日、15日に告示される、いなべ市長選(22日投票)に前藤原岳自然科学館館長で元小学校長の安田喜正(やすだ・よしまさ)氏(66)=無所属新、日本共産党推薦=を擁立すると発表しました。

 同市北勢町の、つくる会事務所で会見に臨んだ安田氏は、現市長が進める市の新庁舎建設について「市民の納得のないまま、分からないうちに話が進んでいく。市民が主役の市政ではない」と批判。同計画をいったん止めて市民の合意をはかるなど、市民の声を聞いた市政運営をと訴えました。

 また、豊かな自然を守り生かした地域づくり、高齢者や障害者など交通弱者にやさしいまちづくりなども提起し、「理科・技術教員としての経験を大いに生かしたい」と抱負を述べました。

 安田氏はさらに、憲法や民意を無視する現政権を強く批判。戦争法の廃止や原発再稼働ストップなども訴えて、命と平和を大切にする市政の推進を強調しました。

 市長選には現職の日沖靖氏(56)と新人の西井真理子氏(30)=いずれも無所属=が立候補を表明しており、三つどもえの選挙戦になるもようです。

(「しんぶん赤旗」2015年11月3日付けより)

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